近年の離婚率は3割に以上にものぼるそうです。
確かに最近はバツイチというのは珍しい事ではなくなりましたし、中にはバツ2なんて人もいます。
離婚をするハードルが昔に比べると低くなっている気がしますね。筆者の周りにも離婚経験者は多いです。
そして何を隠そう筆者の結婚相手もバツイチであります。
身近にバツイチの友達はいたとは言え、身内にはいなかったものですから、筆者も両親もそれについて何も思わなかったという訳ではないのですが、現在は子供にも恵まれ幸せに過ごしています。
ここで、筆者が感じたバツイチと結婚して良かった事とマイナスに感じた事を自身の経験をもとに挙げていきたいと思います。
バツイチは、結婚に過剰な夢を抱いていないので相手に対して寛容です。
これはバツイチというだけでなく、その人の性格によるものもあるかもしれませんが、基本的には相手の態度や言動に対して寛容で穏やかであると感じています。
言い方を変えれば、相手に対して必要以上に期待しない・妥協をできるという感じでしょうか。
バツイチの人は結婚にむやみに理想や夢を抱かなくなると聞いた事はありますが、正にその通りだと思います。
それだけではなく、一度失敗しているのでまた同じ失敗を繰り返したくないという思いがそうさせるのかもしれませんが、変に神経質に細かく言ってくるような事はありませんでした。
主人はもともとの性格は慎重・石橋を叩いて渡るタイプ・どうでもいいや〜ではなくて結構気にするタイプだと思いますが、筆者の生活態度などについてあまり口出ししてくる事はありませんね。
離婚というのはものすごくダメージを受けるものらしいです。
肉親の死と同じくらいストレスを受けるとも聞いた事があります。
人にもよりますが、うちの主人の場合は離婚に向けての話し合いなどは、ほとんど罵り合いに近くて本当に病んだと言っており、かなりトラウマになっているようです。
ですので、おそらく初婚の人よりは、簡単には「離婚」という言葉は口に出さないですし、よっぽどの事がない限りは離婚は考えないと思います。
夫婦生活は色々あって当然、合わない部分もイライラする部分もあって当然、それでもやっていくものという感じで接してくれている気がします。
それにまた離婚となるとバツ2になってしまいますが、バツ2も増えてきたとは言え、まだ「バツイチはともかくバツ2はちょっと…」という風潮も強いです。
それもあって、簡単に離婚を言い出す事はないなと感じる部分はちょっと安心感を持てます。
子供を持つ事に対する夫婦の温度差がある。
これは子なしバツイチさんならまた話が変わってくるのですが、うちの場合は前の奥さんとの間に一人子供がおりました。
しかし、奥さんは外国の人だったので、離婚と共に子供を連れて国に帰っており、離婚の時の契約でも二度と会わない・連絡を取らないという風に取り決めていました。
このため、前の奥さんや子供との面会は一切なく、養育費の支払いもないのでまだ良いケースだとは思います。
(ちなみにですが、二度と会わないという契約を交わしていてもあまり効果はないというか、破ってしまうのは簡単らしいので、この契約自体はあまりあてにはしてないです。)
しかし、既に子供がいるという事実は、私が強く子供を切望して妊活をしていた時期には足枷になっていたと思います。
主人は真面目な性格でしたので、前の奥さんとの子供には会わないし、新しい家族を大事にするという気持ちを持ってくれてはいました。
しかし、それでも自分が父親という事実は消えないので、「何かあった時には責任を取らないといけなくなるだろう」という風にも考えていたように思います。
また、おそらく女の人より、男の人の方が「子供が欲しい！」という気持ちが弱い傾向にもあるように思います。
そのうえ、一応既に前妻との間に一人いるものですから、なかなか子供ができなくて焦っている時に、協力してもらうのにはかなり温度差があり大変でした。
私もそういう事がわかるので、「あなたは既に一人作ってるから気持ちは違うかもしれないけど、私はまだ子供を持った事もないし全然心境は違うのよ！」と苛立ったりしていました。
しかも主人は、既に子供を作った過去があるものだから、なかなか子供ができなかったら、原因は私にあると思われますよね。
義実家には行く機会が多かったのでこれも辛かったです。
「あなたの息子さんが協力してくれないから、子供が出来ないのに！」と何度も思いました。
しかも結局、だいぶ経ってから主人も検査をしたのですけど、原因は主人にあったんですよね…。
「もう少し早く協力してくれて、検査していればもっと早く子供を持てていたのに！」
と悔やまれました。
この辺も温度差が元気なんだろうなと思うと、バツイチじゃなかったら違ったのかなと思ったりもしました。
という訳で私自身が感じたバツイチと結婚して思うメリットとデメリットを挙げてみました。
なお、今はあまりバツイチという事は意識する事もないですし、普通に幸せに暮らしています。
バツイチというと、それだけである程度のイメージを持ってしまう事もありますが、やはり人によって事情も様々ですし、ちゃんとその人と向かい合う事が大切だなと思います。
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