結婚をした後は、出産を希望する方は多くいらっしゃいます。
順調にいくのが一番ですが、そうはならない場合もあります。
今回は、結婚後、流産の経験を乗り越え、出産した女性からの体験談が、この婚活ブログに届いたので、ご紹介したいと思います。
私と旦那の親はどちらも片親の母子家庭という環境で育ってきました。
どちらも小学生や中学生の頃に親が離婚し、それからは母親に育ててもらってきました。
お互い金銭的な理由が一番の原因で離婚したこともあり、結婚へのイメージはあまりいいものではなかったです。
お互いの家庭環境があまりいいものではなかったのもあり、「自分の親みたいには絶対になりたくない」と人一倍思っていた部分がありました。
その思いがあったため、結婚するなら絶対に幸せになるということがお互い目標となっていました。
今まで交際してきた男性の家庭は両親がちゃんといて、何不自由ない環境で、仲も良い家族が多かったです。
それを実際に見てしまうと羨ましい気持ち、自分の家族と比べてしまい卑屈になってしまう自分がいました。
今まで交際してきた方で悪い方はひとりもいなかったのですが、結婚した今思うと、同じ家庭環境で育った旦那と結婚したことは私にとって、正解だったと改めて感じています。
もちろん結婚したとはいえ、元は他人なのでぶつかることはたくさんありますし、分かり合えないこともでてきます。
ですが、それ以上に自分たちが経験した悲しい家庭環境を自分の子どもたちには絶対に経験させたくないという思いが強いからこそ、ぶつかることがあっても、最終的にはお互いのことを思い合えたり、日々感謝の気持ちを忘れないでいれたりするんだと私は個人的に思います。
今までは結婚する意味さえよくわからない自分がいましたが、今の旦那と結婚してからは、結婚へのイメージはすごく良いものへと変わることができました。
入籍、結婚式を無事終え、ひと段落した頃、私のお腹に小さい命が宿ってくれました。
元々子どもがほしかった私たちにとっては順調すぎるくらい、すぐに授かることができ幸せな気持ちでいっぱいでした。
初めての妊娠はわからないことばかりで不安もありましたが、その時は嬉しい、愛おしい気持ちが大きかったです。
ニュースやテレビドラマなどで流産を見聞きしたりすることは今まで多々ありましたが、まさか自分が経験するとはその頃の私は正直考えていなかったです。
私は痛みや出血、特に前触れの症状がなにもない繋留流産というものを経験しました。
4週間に一回、赤ちゃんの元気な姿を唯一見ることができる、すごく心待ちにしていた検診に行った際、初めて赤ちゃんの心拍がとまっていることを知らされました。
手術後は何ヶ月もの間しばらくは塞ぎ込む毎日でした。時間が経ちやっと前向きに考えれるようになった時、また私たちの元に赤ちゃんがやってきてくれました。
嬉しい気持ちももちろんありましたが、流産のことがあり、最初は不安で喜ぶにも喜べなかった自分がいました。
検診のたびに過剰に先生に質問していた記憶があります。
やっと安定期に入り、初めてわが子の胎動を感じることができた時は、とても愛おしい気持ちで溢れていました。
妊娠中は精神的にも身体的にも大変ですごくしんどい思いが大半でしたが、やっぱり女性しか経験できないこの約10カ月の間はとても幸せで貴重な経験でした。
予定日から1週間後、念願の可愛いわが子に会うことができました。
率直に言えば、出産して約半年が過ぎた今でも「本当に自分が産んだのかな?」と思うくらい、今目の前にわが子がいるのが不思議で仕方ないです。
自分のこともろくにできなかった子どもみたいな自分に、子どもがいること。
あんな壮絶と聞いていた出産を注射でさえ怖がっているような痛みに弱い自分が経験したということが今でも信じられません。
いろんな想いで産んだわが子の顔を見ると可愛くて、この世にこんな愛おしい存在がいたんだなと日々驚かされます。
今まで姪っ子や甥っ子も本当に可愛いと思っていました。
親にもお腹を痛めて産んだわが子は一番可愛いとよく聞いていましたが、実際自分が経験して初めてその言葉の意味を日々実感できています。
順調にいくと勝手に思い込んでいた妊娠、出産でしたが、流産を経験して自分の考え方、ものの感じ方が変わったのを自分自身すごく感じています。
夫婦としても流産を経験してからは、当たり前だと思っている日常にとても感謝するようになりました。
命の重さ、尊さを改めて感じるきっかけにもなりました。
私だけでなく、旦那にとっても同様に考え方が変わるきっかけになったことで、よりお互いを想い合うことができて、夫婦の絆も改めて深まった気がしてます。
私にとって流産を経験したことは、やっぱりできることなら経験したくないことで、今まで経験したことないくらいの悲しい出来事ではありました。
しかし、忘れかけていた感情に色々気付かせてくれて、私自身を成長させてくれるきっかけとなった経験でもありました。
今でも一人目の子に会えなかった悲しさ寂しさ、元気に産んであげられなかった悔しさはもちろん残っていますが、お空へいってしまった一人目の子の分も今、目の前にいるわが子へたくさんの愛情を注いで、私たちの元に生まれてきて良かったと思ってもらえるように育てていきたいと思います。
最近悲しいニュースをよく目にしますが、その度に心が痛くなります。一人でも多く命を大切にする大人が多くなり、日々幸せと思える子どもたちが増えますように。
ー婚活ブログ Coist(恋スト)ー